2012年5月10日木曜日

沖縄紀行#3 "首里城は雨に濡れ"




さて、今回の沖縄旅行で唯一の観光らしい観光が首里城見学。







あいにくの雨模様でしたが、朝早くに訪れた事もあって人影もまばら、おかげで静謐の古城という雰囲気を味わえたので、これはこれでラッキーだったかな?なんて思います。


敷地は随分と広く、城塞に囲まれている様子は、関西人の私には姫路城をちょっと思わせます。


さて、見学もひとしきり終わり、行きとは別ルートから帰ろうとした所・・・


「仕方ない」と引き返すと、「すみません・・・」と呼び止められました。聞くと某新聞社の方で「取材させてもらえませんか」との事。こういうのは貴重な経験なので必ず受けるようにしています。

ただ、記者の方の質問の内容を聞いていると、ちょっぴりひっかかります。どうも「不発弾処理を観光客に事前に告知しない行政やホテルなどの観光業者への不安」を言葉として引き出したいようなんですね。たしかに不安は無いわけではありませんが、安全を確保しているためにこうして行政は人も立たせて通行止めにしているわけですから。私の実害は数十メートルばかり道を戻らないといけない、その一点だけなのです。行きたいはずの観光地に行けないなら怒りもしますけれども。

例えば、「行政が定めた『安全圏内』そのものに疑念がある」と言うならわかります。それならば、それを説明した上で取材して欲しいと感じました(どのくらい離れていれば安全なのですが?と実際に記者の方にも伺いましたが、ハッキリとは答えてもらえませんでした)。

「不安もありますけど、ロンドンを旅行した時も、地下鉄の駅がテロ予告で突然封鎖されたりした事もありましたから」そんな感じに答えてその場を立ち去りました。なんだか、あんまり望みどおりの回答ではなかったと思います。

後日、記事をWebで見ましたが、不安を煽るようなものではありませんでした。私の思い込みだったのかな・・・なんて思ったりもします。

ただ、ちょっとモヤモヤする出来事でありました。

「戦地となった沖縄の現実についてどう思われますか?」みたいな質問だったら良かったんですけれど。


次回は、みなさんお待ちかね、沖縄の模型店「みぶろやさん」のレポートです。

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